住宅ローンが苦しい…生活苦で後悔・・実例集

「いつまでもあると思うな親と金、無いと思うな運と災難」

そんなことわざがありますが、住宅ローンでも契約時の収入が好調だからと言って、それが続くとは限りません。

今回は実例を交えながら、高収入世帯が住宅ローンを組んだものの、その後、生活苦に陥り、高い支払いの住宅ローン契約を後悔している・・・といったケースを反面教師として紹介したいと思います。

なお、本人の承諾を得ておりますが、特定されないために仮称などを使用しております。

実例その1

Mさん

結婚して8年目
子供は一人
住宅ローン契約時の年収は2,500~3,000万円
購入物件8,000万円
職業 会社員(外資系金融機関)
年齢42歳

Mさんは、筆者の古くからの友人ですが、友人ながらスゴイと思ってしまうほど、頭もよく見た目もパリッとしたイケメンで、仕事もバリバリこなす裕福なサラリーマンです。

そんなリッチなサラリーマンの彼が都内でも大人気のエリアにほぼ億に近い金額のマンションを購入したのは、35歳の時でした。年収は当時で2,500~3,000万円ぐらいだったそうですが、毎月の支払いは30万円程度でしたので、住宅ローンそのものはそれほど大きな負担ではありませんでした。

彼のビジネスキャリアは大学卒業後、日本の大手Sierに入社し、30歳過ぎに一念発起して、以前から関心が高かった金融機関に就職、その後は年収がトントン拍子に上がり、マンションを購入した後には、待望の子供にも恵まれ、まさに幸せを謳歌していました。

ただ、国内資本の会社で働いていた頃に比べて、年収がほぼ倍以上に増えた影響もあり、住宅ローン以外の出費も嵩むようになり、車のローンなど固定費は年々増えていきました。固定費以外にも、旅行代や衣服代、飲食代などの高額の出費をする機会も増えて、収入は増えていったものの、出費もどんどん膨らんでいきました。

彼は、外資系企業に勤務している以上、”何か”あるとその収入も急激に減る可能性があるということは十分理解してはいましたが、目の前の高収入の状況が日常になってしまうと、なかなか以前のように”つつましやかに”生活するというのは、大変困難だったと当時の状況を振り返っています。

また、彼は周囲の人間もそうした高所得世帯が多く、それに影響を受けていたことも認めています。

「自分たちだけがつつましやかに生活しているのは、クラブでまわりがみんなダンスしてるのに、自分たちだけがダンスしていない気分で・・・」

そして、彼がいよいよ”高い”住宅ローンに後悔する日がやって来ます。

それが、あのリーマン・ショックでした。

リーマン・ショックが起こり、彼の会社も業績は悪化、その後、本国からの支持の下、社長が交代。その社長は、それまでとは打って変わったコストカッター。不採算部門や業績の好転が見込めない部門は、どんどんリストラしていき、彼がいたセクションもターゲットになってしまいました・・・。

2008年や2009年といった時期は景況感も最悪で、転職のマーケットも冷えに冷え込んでいました。

彼はリストラ後、必死になって再就職先を探しますが、なかなか決まりません。しかし、そんな時も住宅ローンの支払いは毎月必ずやってきます。

そして、輪をかけてタイミングが悪かったことに、当初5年はいわゆる優遇金利で住宅ローンの支払いが減額されていたのですが、会社をリストラされたタイミングと前後して、その優遇がなくなり、住宅ローンの支払額はむしろ増えていました。

彼はまだ30代でしたから、なんとかなると思っていましたが、現実は厳しくなかなか転職が上手くいきません。

そして、彼の転職が決まったのは、国内資本のIT系の企業で、Sier時代の経験と英語力を買われてでした。

しかしながら、収入は外資系金融機関に勤めていたころの半分以下・・・。

住宅ローン以外の固定費も積み重なっていた彼にとっては、苦渋の決断でした。

多忙だったもののやりがいを感じていた金融機関でしたが、その高級マンションに住み続けるため、そして、家族のために諦めざるを得ませんでした。

彼は今でも年収1,000万ほどの高収入世帯ですが、保有していた高級車は手放し、また旅行や衣服なども買わないようになり、以前ほどの豪奢な生活ではできず、むしろ高い住宅ローンで生活苦に追い込まれているといった状況です。

彼は車や旅行は手放すことができたが、マンションだけは・・・と諦めずにいますが・・・正直、後悔していると言っていました。

現実的に年収1,000万で毎月の住宅ローンが30万円以上というのは、続けるのは困難と言わざるを得ません。

年収が高いときに住宅ローンを組めば、確かに購入できる物件価格もそれに応じて、高くなりますが、住宅ローンという固定費を膨らませるのは大変、リスクが高いということがお分かりいただけるかと思います。

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実例 その2

Kさん

結婚して12年目
子供は二人
住宅ローン契約時の年収は700万円(奥さんがアルバイトで100万円ほどの収入あり)
購入物件4,000万円
職業 会社員
年齢39歳

Kさんは、真面目を絵に描いたような人で、有名国立大学を卒業後は日本を代表する大企業に入社。年収にはそれほど満足してはいないものの、仕事では責任のある立場を任され、やりがいを感じて取り組んでいます。また、上品で育ちのいい奥さんは大学時代に知り合い、そのまま社会人になってもつきあい、結婚。二人の子供にも恵まれ、幸せな家庭を築いていました。

住宅ローンの毎月の支払いは月13万円程度で一戸建ての3LDK。固定資産税などを考慮しても無理のない支払でした。

一見、何の問題もないKさんの家庭でしたが、40歳を目前にして問題が発生します。

それは、Kさんの女性問題でした・・・。

Kさんは、真面目で頼りがいがあることから、結婚しているにも関わらず、これまで度々女性からのアプローチを受けていました。しかし、Kさんはそんな数々の誘いを躊躇なく断ってきました。奥さんのことを愛していたんだと思われていましたが、しかし、実際は違いました。実はKさんが勤める会社のお客さんの90%以上が女性で、その会社では、女性がらみのトラブルはご法度だったのです。

ですから、Kさんは自分の大事なビジネスのキャリアを潰さないためにも、社内での女性からの誘いには決して乗らなかったのです。

そんなKさんがトラブルになってしまったのは、ある地方の取引先でのことでした。Kさんは、取引先の女性であることを知らずに、たまたま現地での知り合いを通じて紹介された女性に出会います。地方ということが気を解放的にさせてしまったのか、同じ社内の女性ではないと思っていたから安心だったのか、一時の気の迷いだったのかは分かりません、Kさんはその女性にすっかり惚れ込んでしまいました。

そして、いつもは慎重すぎるKさんが大胆にも何度か関係を重ねた後、なんと!その女性がある取引先のオーナーの姉妹であることが判明。(苗字が違っていたので、気が付かなった・・・とKさんは語っていました・・・)

Kさんは、それを知って心臓が飛び出すほど驚き、顔面が蒼白になったと言っています。

Kさんはもともとも性格的に真面目で、石橋を叩いて渡るような性格だったので、その女性と距離を取り、何とか社内にその関係が広まらないように腐心しますが、それとは裏腹に女性はKさんに関係を求めてきました。

そして、最も恐るべき事態として、Kさんが勤めるその会社にKさんとその女性との関係が知れ渡るようになりました。なんと、その女性がKさんの勤める会社の他のスタッフにKさんとの関係を相談していたんです・・・。

女性とのトラブルが厳しく禁じられている会社でKさんの立場は非常に悪くなり、当然のように出世街道からは外れ、地方に左遷となりました。

そして、さらに追い打ちをかけたのが、離婚でした。

Kさんが原因で起こったこととは言え、奥さんはKさんの素行と素顔に失望し、もともと裕福だった奥さんの家族も離婚を後押し、あっという間に離婚が成立しました。

Kさんは、養育費と住宅ローンを別れた奥さんに支払うことで協議離婚。

Kさんは、今は地方で生活を切り詰めながら、自分が起こしたことに深い後悔をしながらひっそりと暮らしています・・・。

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まとめ

上の実例は筆者の身近で起こったことですが、住宅ローンが生活苦になるケースは様々です。Mさんのように、収入が高い時をベースに固定費を膨らませすぎたり、あるいはKさんのように、離婚が原因で住宅ローンの支払いが重くなり、生活苦に陥るケースもあります。

住宅ローンは長期に渡って支払うことが多いローンです。支払いが終わるまでにはどんなことが起こるかは誰にも分かりません。

無理のない返済計画はもちろん大事ですが、住宅ローンの支払いが困難になったときに自暴自棄になることなく、節約や収入アップなどを冷静に考えたいところです。

特に遊興費や自動車ローンの負担が重いと感じている場合は、それらの費用を見直しをするということも重要なポイントになってくるかと思います。(参考/車のローンが苦しい・・・車の費用を安くする方法)

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