任意売却で査定をお願いするときの不動産会社の選び方とは?

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任意売却の査定を依頼するにあたって、不動産会社のどこを重視するのか?というのは、対応してくれる営業マンや会社の規模、信頼できるパートナーであるかどうかなど、様々なポイントがあります。

中でも、不動産会社の「査定力」は実際の売却金額やその後の返済にも関わる、最も重要なポイントの一つです。

そこで、今回は、任意売却物件の査定を行う不動産会社の選定について、説明してみたいと思います。

任意売却の査定を行う不動産会社選びの基本

任意売却の査定を行う不動産会社の査定力を見抜く具体的な説明に入る前に、一つだけ重要なポイントとして、その前提とも言える「会社の文化」について触れておきたいと思います。

その文化というのは、不動産業者が任意売却の物件と同様に、お客様を大事にしているかどうか?という点です。

と言いますのは、査定業界および不動産業界というのは、少し特殊な業界だからです。

査定ビジネスに関わったことがある人は知っている人も多いと思いますが、実は、査定事業者の中には、お客様そっちのけで、査定対象の商品=任意売却物件しか見ていないという会社や査定員が決して少なくありません。

これは、物やサービスを販売している事業者では基本的にはあり得ないことですが、お客様がどんなことを考えているのか?ということを”軽視しても”場合によっては、成り立ってしまう商売ということも影響しています。

ただ、不動産の査定は、金銭的に決して安い取引ではありませんし、名義変更など契約までこぎ着けるには、書類のやり取りだって少なくありません。

何より任意売却を決断した人のその後の人生にも大きく関わってきます。

少し大げさですが、不動産会社選びは任意売却後の運命を握っているとも言えるのです。

不動産会社選びの大前提として、「お客様を大事にする文化」があるかどうかという点は、意識して頂ければと思います。

では、続いて、不動産会社の査定力を見抜くコツについて説明していきたいと思います。

不動産会社の査定力を見抜くコツ

任意売却は失敗してしまうと最悪のケースでは競売にかけられてしまうことから、不動産会社選びは慎重に行う必要があるのはご存じの通りですが、査定力のある不動産会社を見抜く最も有効な方法の一つは、”はずれの会社”を引かないという点です。

そこで、査定力がない不動産会社を避けるためにのポイントを表にまとめましたので、下記をご覧ください。

 内容
1社会人としての礼儀やビジネスマナーがない
2売り手の話に耳を傾けない
3なぜか上から目線
4任意売却のことを知らなすぎる
5見積もり査定が雑
6とにかく仮契約を急ぎ、早く売ろうとする
7手数料などの話をしない
8疑問点や質問に対して即答ばかり・・・

順番に見ていきたいと思います。

1.社会人としての礼儀やビジネスマナーがない

態度や口調が横柄、身なりや服装がだらしない、体臭や口臭が不愉快になるほどきついなど、一人の社会人として備えておくべきビジネスマナーがない担当者を送り込んでくる不動産会社は、止めておいた方が無難です。

不動産の売買という高額な金銭を伴う取引で、お客様に不信感や不快感を抱かせるような人材教育しかしていない会社に任せるのは、不安だらけの任意売却になってしまう可能性があります。

任意売却は、通常の売却と異なり、債権者である金融機関や保証会社、債権回収会社、役所など、多くの人と交渉を行う必要がありますので、そうした業務を任せられる不動産会社にお願いした方がいいでしょう。

2.売り手の話に耳を傾けない

任意売却を決断する人は、事情はどうあれ、決して自らが喜んで任意売却をしたいと決断する人はほとんどいないでしょう。

そう考えますと、任意売却を行う売り手の気持ちは、通常の不動産の売却を行う人の気持ちとは異なり、精神的なサポートが必要になる場合が少なくありません。

そうした状況であることを知りながら、売り手の話に対して一向に耳を貸さず、一方的に話すばかりの不動産会社は止めておいた方がいいでしょう。

スムーズに取引できないどころか、トラブルが起きてしまうことさえあります。

3.なぜか上から目線

任意売却をすることになって経済的に追い込まれているのは事実ですが、人生や人格を否定されることは決してありません。

任意売却をせざるを得なくなる理由には、外部環境の変化や不可抗力によるものだったりすることもあったりします。

また、任意売却をすることになって一時的に経済的に苦しいからといっても、この先もずっと苦しいとは限りません。

「査定をして、任意売却を手伝ってやる」という上から目線で取引を迫ってくる不動産会社は避けた方が無難です。

4.任意売却のことを知らなすぎる

不動産会社にも、賃貸や分譲が得意な業者から、任意売却が得意な業者まで実に様々です。

任意売却の経験が明らかに不足している会社はどんな予想外のトラブルに巻き込まれるか分かりません。

経験、知識をしっかりと備えた業者を選ぶことが大事になってきます。

5.見積もり査定が雑

これは最も避けなければいけない不動産会社です。

任意売却の査定をお願いすると、パパッと住宅を見回して、すぐに「〇〇〇万円ぐらいですかね・・」とあっという間に査定金額を提示。

確かに不動産の売却に熟練したプロの査定員は、査定に慣れてない査定員よりも査定にかかる時間は早いでしょう。

しかし、査定が早いということと査定が雑ということは、全く意味が違います。

住宅の隅々まで確認し、また、近隣の不動産のマーケットを吟味した上で、少しでも高く売れる金額でちゃんと、査定してくれる不動産会社を選びましょう。

6.とにかく仮契約を急ぎ、早く売ろうとする

不動産会社との契約には、専任媒介契約と一般媒介契約があり、任意売却の場合は、専任媒介契約を選択することがほとんどだと思いますが、専任媒介契約をとにかく急ぐ不動産会社も要注意です。

査定に限らず、ビジネスにおいてはスピードが大事ですが、お客様に否応なしに契約を急がせ、物件の売却を迫るのは、お客様から選択の余地を奪うことにも繋がるという意味では、決していいことばかりではありません。

実際に任意売却の場合は、マーケットで売るというだけでなく、親族による買戻しから、返済計画の練り直しという選択肢もないわけではありません。

とにかく物件の売却のことばかり=自分たちの利益ばかりでなく、総合的にアドバイスをしてくれる不動産会社を選びましょう。

7.手数料などの話をしない

任意売却では、不動産会社の手数料には定められておりまして「6万円+売却代金の3.15%」が不動産会社の取り分になります。

近年は、債権者からこの手数料の全額の支払いを認めないケースがあるなど、任意売却は不動産会社にとっても、決して楽なビジネスというわけではありません。

しかし、任意売却をお願いする方からすれば、そうした手数料などの金額について、具体的に説明されないというのは、不信感を感じさせるのに十分な材料になります。

実際、平成24年に住宅金融支援機構の嘱託社員が、任意売却の斡旋を特定の不動産会社に行うことで、賄賂を受け取っていたという事件がありました。

任意売却を決断した人からすれば、まるで物件をお金儲けの道具にされているようで、そんな賄賂に使われるぐらいであれば、その金額を少しでも債務の返済に充てたい気持ちになりますよね。

不動産会社選びは慎重に行う必要があることを感じさせるだけの十分な事件だと思います。

8.疑問点や質問に対して即答ばかり・・・

質問にリズムよく回答してくれる営業マンや査定員は、信頼できる条件の一つですが、疑問点や質問に対して、とにかく即答ばかりという担当者には注意を払う必要があります。

どんな査定員や営業マンも不動産売買や任意売却のことなど、全てに精通しているなんていうのは、現実的ではありません。

仮に知らないことを聞かれた場合は、「知らないので、後で調べて、ご連絡します」と答えてくれる人は信用に値しますが、全て知っているかのように即答するタイプの人の場合、後でよくよく確認してみると、即答してくれたことが事実と異なっていた・・・なんてことがあったりします。

即答ばかりという不動産会社の営業マンや査定員は避けた方が無難です。

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まとめ

「任意売却で査定をお願いするときの不動産会社の選び方とは?」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

不動産会社の査定力を見抜くために、ハズレを引かない方法を是非、活用していただければと思います。

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

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