最悪の事態の前に!今の住宅ローンの支払いをやめる方法とは?

最悪の事態の前に!住宅ローンの支払いをやめる方法とは?

念願のマイホームを購入して、家族みんなに喜んでもらえたのは良かったけど・・時間の経過とともに経済状況が変わり、住宅ローンの支払いが予想以上に生活の重荷になっているという人は、実は少なくありません。

転職して年収が下がった、妻が出産後に体調を崩してしまい世帯収入が減った、両親の介護のための支払いが増えた・・・などなど住宅ローンの支払いが難しくなる理由は様々ですが、住宅ローンを年収負担率のギリギリで借り入れを行っていた場合などは、少しの経済状況の変化によって、急に家計が苦しくなってしまい、毎月の支払いができなくなったりします。

そして、このままでは遅かれ早かれ住宅ローンの支払いを滞納してしまい、「金融機関に迷惑をかけることに・・」「家族を落胆させてしまう・・」「最悪、自己破産になってしまうのでは・・」と思い悩んでいる人もいるかもしれませんが、住宅ローンの支払いを見直すことは、決して後ろめたく感じることではありません。

そこで、今回は住宅ローンの支払いを見直す方法と、住宅ローンの支払いそのものをやめて、”楽”になる方法について説明したいと思います。

早速、見ていきましょう。

住宅ローンの支払い能力についてのチェック

これから、住宅ローンの支払いをやめるための方法を説明していきますが、今現在の置かれている状況をまずは、確認しておきましょう。

簡単なチェックシートを用意しましたので、下記をご覧ください。

チェックリスト現在の状況
住宅ローン以外のローンを抱えているYES/NO
住宅ローン支払い期間が残り15年以上あるYES/NO
貯金がほとんどないYES/NO
子供がいる場合は、教育資金を準備していないYES/NO
妻または夫のどちからしか働いていないYES/NO
この先、世帯収入の増加は見込めないYES/NO
勤めている会社が倒産してもすぐに転職できる自信があるYES/NO
家計の助けになるような副業があるYES/NO
家族の病気のための出費があるYES/NO
金銭的に助けてもらえそうな近親者が近くにいるYES/NO
今後も当分は住宅ローンの支払いについて困難が予想されるYES/NO

あくまで目安ですが、最も重要なチェック項目は、今後も当分は住宅ローンの支払いについて困難が予想されるという選択肢になります。

つまり、住宅ローンの支払い困難な状況が一時的なものなのか、あるいは、今後も続きそうなのかということが重要になります。

なぜなら、今後も継続的に住宅ローンの支払いが難しいことが予想される場合、さらに経済状況が悪化した場合、そのときは住宅ローンの破綻がほぼ確定的となってしまうからです。

住宅ローンの支払いの見直しについて

それでは、次に住宅ローンの見直しについて、現在、どんな方法があるのかを見ていきましょう。

下記の表がそれをまとめたものになります。

チェックリスト対策
住宅ローンの借り入れ金利住宅ローンの借り換え
住宅ローンの繰り上げ返済住宅ローンの一部を返済して、毎月の返済を減らす
支払期間の延長最大50年に延長したり、親子リレーによる返済も
生命保険や個人年金などの見直し保険をやめて住宅ローンの支払いに充当
金融機関との交渉支払猶予期間を設定したりなど
売却/任意売却不動産会社へ相談

順番に見ていきましょう。

〇住宅ローンの借り入れ金利の見直し

住宅ローンの金利は、残高が大きければ大きいほど重くのしかかってきます。

そこで、住宅ローンの借り換えを行い、金利を見直すことで、毎月の支払額を減らすことができて、住宅ローンの支払いがぐっと楽になることがありますので、まだ検討していないときは、是非とも検討すべき有効な方法の一つです。

〇住宅ローンの繰り上げ返済

繰り上げ返済?

住宅ローンのお毎月の返済も大変だというのに、どうやって一括返済するっていうの?という方もいらっしゃるかもしれません。

おっしゃる通りです。

しかし、どうしても今のマイホームを手放しくないという場合、家族などがまとまった資金を保有していれば、繰り上げ返済用に家族からお金を借りて、借り換えを行うというのも一つの方法です。

もちろん、家族とは言え、借りたお金は返済しなくてはいけませんが、そうすることで、少なくとも金融機関に支払う金利分は、毎月の負担が軽くなります。

また、家族には無理をお願いしているわけですから、金融機関より低くくても、金利をつけて返済しましょう。

〇支払期間の延長

住宅ローンを銀行から借り入れている場合、その債務残高を減額してもらうことは、まずできません。

大手企業が業績悪化に伴って、銀行と債権の減額交渉を行い、借金の一部が減らされたりなんてことがありますが、個人の場合は、まず、そんなことはあり得ません。

なぜなら、法人の場合は、長期間に渡って取引が続くことが前提で、仮に一時的に借金を減額しても、また景気がいいときに借入が増えたりして、それ以上に銀行に利益をもたらしてくれる可能性がありますが、個人の場合は、住宅ローンを減額しても銀行にとっては、ほぼメリットがないからです。

ただ、銀行もそうはいっても、住宅ローンを支払ってくれるお客様が破綻してしまっては元も子もありません。

そこで、支払期間の延長には応じてくれることがあります。

また、自分の子供が数年後に、支払い能力がある社会人になることが分かっていれば、その子供と共同での支払い計画を組み、支払期間を延長するということも可能になります。

〇生命保険や個人年金などの見直し

住宅ローンの支払いを行っている人のほとんどが、生命保険や個人年金などの金融商品に加入していると思います。

しかし、住宅ローンの支払いが難しくなっているときは、支払いの優先順序を冷静に考えなくてはいけません。

生命保険や個人年金も、もちろん、重要なことには間違いありませんが、住宅ローンの支払いが滞ってしまうこととどちらが、大事なのかは明白ではないでしょうか。

生命保険や個人年金は、掛け金などは不利になってしまうかもしれませんが、その気になれば、いつでも再開できますが、住宅ローンの支払いは返さなくてはいけないお金で、紛れもない借金ですから・・。

〇金融機関との交渉

先ほど、金融機関は債務の減額交渉には応じてくれないという説明をしましたが、金融機関は、本当に住宅ローンの支払が厳しいときには、支払いの一時的な猶予には、応じてくれます。

これは、あくまで一時的な措置ですので、例えば、2年間だけは支払いをストップするといった時限措置になります。

その2年間を利用して新たな収入の柱を作ることができれば、改めてそこから住宅ローンの支払いを再開するということになります。

また、支払い猶予という方法は非常手段という位置づけですので、通常、2回目はありません。

つまり、支払い猶予は一回限りのどうしてもという場合に限ります。

〇売却/任意売却

そして、最後は、今の住宅ローンの支払いをやめるための”売却・任意売却”という方法になります。

任意売却と一般売却の違いについては、言葉こそ違いますが、趣旨としては、保有しているマンションなり、一軒家と土地を売却するということで、実際には、ほとんど違いがありません。

詳しく知りたいという方は、後ほど、「任意売却と一般売却の違いとは?」よりお読みください。

そもそも、売却や任意売却ってそんな簡単にできるの?

仰る通り、不動産の売却は、株式や自動車を売るのとは訳が違いますので、決して簡単ではありませんし、時間もかかります。

しかしながら、住宅ローンの支払いが大変で、そこから抜け出して楽になりたいというときは、住み替えは、最も有効な方法の一つです。

たまに、住宅ローンの支払いをするために、住宅ローン金利よりも随分高い金利の消費者金融などから借り入れを行ったりする人がいますが、こうなると、何のために、低い金利で住宅ローンを契約したのかも分からなくなってしまいます。

そうした状況に陥らなくても、今の住宅ローンの支払いを続けるのが大変だと思うのであれば、家を売って、また別の家に住んでしまえば、今の状況よりはきっと楽になります。

例えば、家を買った時のことを思い出してください。

不動産会社は、たくさんの物件を紹介してくれますし、また、最近は国が音頭を取って、中古住宅をリノベーションして住むということについても積極的な資金面での補助も行ったりしていますし、また賃貸物件でも新しい物件は次々に出てきています。

どうしても、今のエリアが好きということであれば、一旦、別のエリアに移ってから、戻ってくればいいだけです。

実際に、不動産を新規で購入する人が自分が昔住んでいたエリアから選ぶというのは、不動産業界ではよく知られた話です。

でも、不動産は買った時よりも値段が下がるっていうし、借金が残るんじゃないの?

仰る通りです。

ただ、例えば、これからまだ大変な思いをしながら、仮に残高2,000万円の住宅ローンという名の借金を返していくのと、自分が保有している物件を売却して残額を500万円や1,000万円にして、身軽になってから再スタートを切るのとでは、心理的負担は全然違うと思いませんか?

また、借金の返済が大変なんじゃないの?ということについては、例えば任意売却を行った後、住宅ローンの残額となる債権は、銀行から保証会社、そして債権回収会社の手に渡りますが、その後の債務者の経済状況を考慮して、月々1万円の返済や数万円程度の返済からはじめるといったケースもあります。

任意売却後の債務の支払いについては、任意売却後の住宅ローン残高と債務整理について~売却後の過剰な心配は無用?~の記事も参考にしてみて下さい。

また、不動産会社に物件の売却を打診してみたところ、予想よりも高い査定が出て、実際の成約価格は、債務を返済して借金がなくなるといったケースもあります。

マイホームや持ち家を手放すということは、心理的な抵抗感が強いというのは筆者自身が過去に経験があるので分かりますが、売却が終わってみると、なぜもっと早くこうしなかったんだろうという気持ちが芽生えるほど、すっきりします。

マイホームや持ち家も大事ですが、何より大事なのは家族と心から笑って過ごせる時間だということを改めて実感できるはずです。

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まとめ

「最悪の事態の前に!住宅ローンの支払いをやめる方法とは?」と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

また、住宅ローンをこの先に滞納した場合に、どうなってしまうのかを詳しく知りたいという方は、住宅ローンの支払いを延滞した後の対処はお早めにも参考にして頂ければと思います。

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